ステップワゴン ナビ レビュー
ステップワゴン(DBA-RP4)を購入したが、MOP(メーカーオプション)のHondaインターナビ(Gathersではないメーカーオプション のほう)が残念すぎる。
乗り換え前は2007年製のcarrozzeriaのサイバーナビだったが、トータルの使い勝手は8年前のcarrozzeriaのほうがいい。
マルチビューカメラを付けるならMOPのインターナビを選択せざるを得ないが、購入の参考&今後の改善要望を兼ねて、良い点と悪い点をまとめてみました。
良い点
自宅のPCからルート設定、地点登録が可能
internavi LINCの会員用ホームページでルートを決めて、ナビに送ることができます(正確にはナビがルート情報をサーバに取得しにいくのですが)。出発前に自宅でルートを計画できるので便利です。ナビのタッチパネルと小さな画面で操作するよりPCから操作した方が楽。また、地点登録もブラウザからできるので登録が楽です。
ネット経由で地図の更新が可能
主要道路の更新は、随時、ネット経由(ナビ付属の通信機器)で更新できます。メジャーアップデートはディーラーに行く必要がありますが、高速道路の開通などは直ぐに反映されます。
スマートルートは所要時間の誤差が少ないかも
多くのナビの困った点は到着予想時間が大きく外れ、渋滞にハマると1時間ほどズレることもしばしば。その点、インターナビはインターナビ搭載車の走行情報を各車から収集・データ分析した情報をサーバに蓄積し、そのデータを元にルート検索するので到着予想時間のブレが少ない。
他のナビは出発地点近隣のVICS情報を元にルート検索するが、VICS情報の範囲外は当然考慮できないため、走行しながら逐次、渋滞回避・渋滞考慮した再検索をする。所詮、対処療法でしかない。
ちなみに、スマートルート検索をすると、最初のルート検索結果は、他のナビと同様に近隣VICS情報だけの検索結果のようである。恐らく、サーバとの通信に時間が掛かるためと思うが、数分してサーバからのスマートルートの検索が反映される。そのため、最初のルートから変わるので、「あれ!ここで曲がるんじゃなかったの?」と思う事もしばしば。
インターナビのサーバに蓄積されるデータは2008年からカロッツェリアのスマートループの情報と共有しているようです。
Honda「インターナビ・フローティングカーシステム」とパイオニア「スマートループ渋滞情報」のリアルタイムプローブデータを相互に活用
カロッツェリアのサイバーナビのページには、「インターナビとデータ共有してます!」って書かれてるけど、インターナビのページには何にもなく、プレスリリースにしか載っていない。世界発のインターナビ・フローティングカーシステムを構築したプライドかな?
運転中でも検索ができる
純正ナビは停車して、フットブレーキを掛けている時しか検索できないと思っていたけど、ハンドルの左側についているリモコン操作で一部の検索機能が使用できます。
検索できるのは以下。
- 自宅への誘導
- 目的地履歴(ただし、走行中は直近の履歴6件だけ)
- 音声検索(ただし、走行中は検索結果の1ページ目に表示される4件だけ)
意外だったのは音声検索の精度の良さ。以前に使用していたサイバーナビも音声検索ができたが、精度はイマイチで使おうとは思わなかった。一方、インターナビは予め決められた単語のみを受け付けるので認識精度が高くや表現のブレが少ない。
給油毎にトリップメーターが自動リセット
トリップメーターは給油毎に自動的にリセットすることが出来き便利です。
ちなみに、internavi LINCの会員用ホームページに「給油記録」を手動で登録するページがあるが、車側で給油量を計測してホームページで確認できるようになると嬉しいのだが、無理かな・・・
悪い点
登録地点の並び順がアイコン順
internavi LINCのホームページで地点登録ができます。登録地点は「カテゴリ」で分類し、登録地点毎に「アイコン」を登録できますが、ナビでは「カテゴリ」が表示さません。
驚き!のアイコン順で表示されます。しかも、アイコンの並び順は不明。使い勝手が悪すぎ。ナビ開発の品管部門がなぜ、これでOKを出したのか理解できません。
現在地に1発で戻れない
これ、意外に無いと不便である。インターナビの場合、基本的にはディスプレイ内の左上に表示されるが、常時表示ではない。設定画面で階層が下がると表示されなくなる。戻る場合は外に配置されている「戻る」ボタンをディスプレイ内の左上に「現在地」ボタンが表示されるまで押す必要がある。
検索するのに手間が掛かる
DVDのメニュー操作で直接タッチができない
ナビのメニューではなく、DVD自体のメニューを表示すると、大抵は「プレイ」「設定」「チャプター」「特典映像」などの項目が表示されます。タッチパネルのディスプレイなので、一生懸命、項目にタッチしても何も反応しません。
ナビのオーディオメニューに「十字キー」なる項目があり、これを選択すると、画面左側に上下左右を示す「十字キー」が表示され、この「十字キー」を選択しないと、DVDの項目を選択することができない、とっても手間が掛かる操作性になっている。
駐車場情報の表示設定がバラバラ
- 「HOME」「設定」「ナビ設定」「VICS駐車場マーク表示」を「しない」に設定
- 「MENU」「地図変更」「施設マーク表示」「駐車場」を「表示しない」に設定
- 「HOME」「情報」「駐車場セレクト」「駐車場セレクト設定」「駐車場情報取得設定」「駐車場情報取得」を「しない」に設定(これが分からずサポートセンターに教えてもらいました)
標準仕様ではテレビの受信感度がやや悪い
地図のスケールが自動で変わらない
一番ショックだったのは地図のスケールが固定であること。サイバーナビの場合、右左折する交差点に近づくと、スケールが徐々に細かくなり50mに。右左折の交差点以外は500mになり、広範囲が確認できるように自動的にスケールが変わり便利だった。
一方、インターナビは固定スケール。しかも、スケール変更のボタンがディスプレイの外に独立して設置されていないため、変更するには
- 「スケールアイコン」にタッチしスケールバーを表示させ
- +アイコンか-アイコンにタッチ
の2ステップ。もしくは、2本の指で閉じたり開いたりするピンチ操作。ピンチ操作って、上手く反応しない時があり、必要な時に必要なスケールに簡単に操作することが出来なこともあり、イマイチ。