作り過ぎたパン祭り
海の日の三連休1日目は娘とパン作りをしました。
食パン2斤、ロールパン16個分、強力粉は約1kg。
一見、量は多いかもしれないけど、4人家族だと数日で食べきってしまいます。
作りはじめ
16:00
こんな遅くから計量を始めてパン作りスタートです。作り終わるのは20:00頃かもしれないけど、お姉ちゃんが楽しみにしているし、約束したから開始です。
16:30
生地が全然固まらず、いくら捏ねてもべちゃべちゃの異常事態に。
お姉ちゃんが早くパン作りたい!作りたい!と連呼するなかぐるぐる考えます。
今回は参考にしたレシピの5倍の量なので各材料の分量を確認して思い出しました。なぜか、5倍に換算したぬるま湯を2回入れた事に!ぬるま湯だけ、レシピの10倍のため、いくら捏ねても生地がまとまらないのは当然です。
この後、夕飯作りもあり、材料を破棄するか?と頭をよぎったけれど、日頃、食べ物を粗末にしてはダメ!と子供達に伝えているので急遽、分量を予定の倍に変更してリカバリの道を選びました。
リカバリ
強力粉を使い切ってしまったので、お店へ買い物に。帰ってから追加分の材料を計量しイーストを予備発酵させ・・・いろいろ準備していると、失敗状態の生地がどんどん発酵して既に1.5倍に。こんな状態でも発酵するだなぁ、と思いつつ総重量約3.5kgの生地の捏ねを始めました。
17:30
べちゃべちゃの生地と追加の材料がボールの中に全て入りきらないため、寸胴鍋に移してリカバリ開始です。
1度に約3.5kgの生地を手で捏ねるは無理です。そのため、約500g毎に7等分にして捏ね始めましたが、とても大変。
まずは材料を均等に混ぜるために、
- 小分けにした生地の捏ね回数は20回。ちなみに、7つ目の生地を捏ね終わる頃には最初に捏ねた生地は1.5倍にもう発酵しています。
- 7個全て捏ね終わったら、更に1/2に分けて14等分に。
- 最初に捏ねた生地の1/2と最後に捏ねた生地の1/2を合わせて1山に。なんとなく捏ね時間に差がある生地の1/2同士を合わせる。
1~3を8回ほど繰り返して、やっと材料が均等に混ざりました。バターを混ぜる時は特にしんどかった・・・
小分けにした他の生地を捏ねている間に一次発酵してたよね?と自分に言い聞かせ一次発酵は諦めました。
ご覧のように、生地の表面は凸凹。薄く伸びず、直ぐにちぎれてしまう状態です。グルテンが不足していのは明らかだけど、いいんです。リカバリ工程だから。
映画「少林少女」の中で「腕は肩甲骨から生えていると思え」というセリフがあります。このセリフが頭の中でリフレインしていたお蔭で意外にも腕はつかれませんでした。上腕だけで捏ねていたら疲れますが、肩甲骨あたりから腕を動かす意識を持つと比較的楽に捏ね続けられます。
19:45
食パンの整形を開始。
山型食パンのチョコ入りを2つ作りました。
最終発酵で左側の山のてっぺんで生地が裂けてます。捏ね不足は気にしません。
20:00
やっとお姉ちゃんの出番。
お好みの具を伸ばした生地に乗せ、くるくるっと巻いてロールパンを作っていきます。
用意した具は、クルミ、ブルーベリー(ドライフルーツ)、杏子(ドライフルーツ)、チョコ、ウィンナー、コーン。
好きなもの全部入りを作ろうと、チョコとコーンとブルーベリーを入れようとしたので流石に止めました。
とても楽しみながら作ってくれたので、4時間の奮闘は報われました。
20:30
とりあず、数日で食べきる分の食パン2斤、ロールパン12個分の整形が終わりました。
21:00
全て焼きあがり。
22:00
試食して、後かたずけをして全て終了。お疲れさまでした、私。
生地の冷凍
最終的に作った量は食パン2斤、ロールパン46個分。一度に食べられませんし、焼くだけでも数時間かかりそう。
ということで、ロールパン34個分の生地は、80gの小分けにして冷凍保存しました。
整形してから冷凍しても良いのですが、34個のロールパンを全て整形するのに時間もかかるので、小分け状態で冷凍しました。
小分けの方が、解凍後に子供達と再びパン作りが直ぐにできるので便利です。
(冷凍パン生地ってなに | Pascoのおうちパン工房 より)
生地の解凍
連休最終日、早速、冷凍生地を使いました。
冷凍生地を常温で放置し、30分ほどで解凍できました。作ったのはパンではなく、ピザ。80gの生地を薄く、直径25cm程度に伸ばしトッピングして完成です。パンではないので最終発酵させる必要ないのが便利です。
元々がパン生地なので若干、パン感が残るけど、おうちでクリスピーな出来立てピザが食べられて、家族みんな大満足です。
市販の冷凍ピザやデリバリーピザは生地が厚くあまり好みでは無いのですが、冷凍生地があると手軽にピザも楽しめることが発見できました。
ちょっと思うこと
お店で「焼き立てパンです!」と宣伝しているパンは絶対に焼き立てではないこと。自然に冷ましているなら、少なくとも20分以上は経過しているはず。
なぜなら、焼き立ては持てないくらい熱いから。200℃近くのオーブンから出したばかりのパンなんて食べれません、火傷して危険です。
「ついさっき、焼きあがったパンです!」が正しいのではないか?と、くだらないことをいつも、オーブンから取り出すときについ思ってしまう。