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ペットと暮らすと育児にも良い事があります

我が家に娘と息子を授かる前は、4人のフェレット達と暮らしていました。

下の子から、ヴェスタ、カイス、ケ、バッス。

日常会話の中で、4人の事を指すのに個別に呼ぶのば面倒、かと言って「フェレット達」と言うと味気ないので略してヴェロニカ、と言います。

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寝ると、ちょっと悪戯しても全然起きません。森の中なら真っ先に弱肉強食を体で体験してしまうくらい。

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ショップにいるフェレット達のほとんどは、生後間もなく臭腺除去と去勢手術され、臭いは気になりませんが、故に、ホルモンバランスを崩す病気に掛かり易く、若くして旅立つ事もあります。

ヴェロニカは6~7歳(人間で言えば60~70歳くらい)で旅立ち、天寿を全うしました。

 

当たり前ですが、ヴェロニカは言葉を喋りません。名前を呼ぶと「ご飯だ!」と寄ってきますが、犬・猫のように芸ができるほど言葉は理解できません。

言葉での意思疎通ができない子達との7年間は、特に2歳までの育児と似たシチュエーションがあり、育児の予行演習になったとつくづく実感します。

 

トイレの後始末、オムツの後始末

「パパが子供のオムツを替えてくれない」

「パパはうんちの時は手伝ってくれない」

そんなママさんのブログを見かけます。「汚い」という理由で手伝わないパパが居るのにびっくりです。自分も小さい時は漏らしていたくせにね・・・

 

フェレットはトイレをしても教えてくれません。オムツ交換のお知らせサインのように便利なペットグッズもありません。4人いると1日2回はトイレ掃除をしないと、トレイが大変なことになります。部屋も臭くなります。

 

7年間も哺乳類のトイレ掃除をしていると、子供のオムツ交換なんて、汚い・臭い以前に交換して当たり前。手に付いた!程度で大騒ぎもしなくなります。

むしろ早く交換しないとお尻がかぶれてしまいます。

本人は言葉で伝えられないのだから、親が気を使うのは当然ですね。

 

ちなみに、フェレットはトイレの場所を覚えます。うんちやおしっこで汚れている所は避けて用を足します。間違ってうんちを踏むと「汚ねっ」と足を振ります。

 

小物の片付け

フェレットはお気に入りの物を見つけると、自分の宝物の隠し場所に保管します。大抵、家具の隙間や部屋の隅っこだったりします。小さな玩具やぬいぐるみを見つけると、スタスタ~、パクっと咥えて、宝の隠し場所に持って行きます。

 

持って行かれるだけならいいのですが、一番怖いのは誤飲。お腹が空いていると、パクッと口の中に頬張ります。噛み砕けないものは出しますが、小さなものだと飲み込んでしまうことも。場合によっては、命を落とす事もあります。

 

ハイハイしたり、掴まり立ちする幼児も同じように、何でもかんでも、取り敢えず口に入れて世間の厳しさを噛みしめて、歯がゆさを紛らわしたり、落ちてるものは食べ物ではないと覚えていきますが、怖いのは誤飲。

 

お蔭で小物を床に置かない、小物の数を把握する事が習慣になりました。数を把握しておけば、誤飲した可能性があるか無いかの判断がし易いですよね。

 

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心構え

乳児ができる唯一の意思表示は泣くこと。お腹が空いた時、オムツを交換して欲しい時、ご機嫌がななめな時、泣き方もバリエーションがあり、ちょっぴり意志疎通ができます。

でも、分からない時もあり、泣かれ続けると、親としてメンタル的にへこみます、疲れます。メンタルが限界超えてしまって不幸な結果になったニュースを耳にすると、心がとても痛みます。

 

ご飯の時だけ意志表示が猛烈なフェレットと7年間も過ごしたお蔭か、子供に泣き続けられても、泣くだけの元気があるし、今の世の中なら何とかなる。

どうしても困ったら、お婆ちゃんか救急病院にまず電話。

 

フェレットは泣きません、鳴きません。足元をウロチョロしている時に、うっかり前足を踏んだ時は「キキキキ!」と鳴きます。(ごめんなさい)

意思表示をしないため、普段の様子を覚えておくことが習慣になります。食欲に変わりが無いか?水の減り方はいつも通りか?歩き方はいつも通りか?毛艶に替わりはないか?便の色は普段通りか?場合によっては分解もします。

 

普段を把握できていれば、異常時にどれくらい普段と違うか、訳わからず焦り過ぎることもないです。

 

なにはともあれ、言葉が通じない連中と7年間過ごした事で、人間ならば2年経てば意志疎通できるようになるので何とかなる!と変な自信がつきました。

 

動物への興味

弟くんが生まれる前にヴェロニカは旅立ったので全く知りません。お姉ちゃんは2歳までヴェロニカと過ごし、トイレ掃除やご飯のお世話もしました。

そのためか、4歳になったお姉ちゃんは動物に物怖じせず、積極的に触ろうとしますが、2歳の弟くんは見る専門。

やっぱり、小さい時に動物のお世話をしていた事が影響しているのかと思います。

 

さいごに

大雑把に言えば、動物に対しても1、2歳児に対しても、意志疎通がスムースにいかない人という点で、心構え的には通じるものがあるかと思います。

子供を授かる前にペットと暮らすことは、良い予行演習になるのではないでしょうか。

特にオムツ交換が苦手なパパには良い練習になるかも知れません。

 


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